カテゴリー: 看護師

看護師という仕事の魅力

看護師という職業の魅力は様々です。まずは、患者とのコミュニケーションで人間関係が深まっていくという点があげられます。病気から回復してゆく様子だったり、治療に対して感謝の意を表してくれたり、治療を拒んでいた人が前向きに変わってくれたりなど、色々なやりがいを感じることができます。自分の仕事によって人に良い影響を与えることが、モチベーションアップにつながるのです。

次に、医療の専門職であるという魅力です。女性の場合、結婚による転居や育児や介護を理由に離職しなければならないケースがあります。それでも看護師の求人のニーズが高いため、いつでも復職がしやすいのです。また、自分の納得のいく職場やスキルアップを求めて転職をする場合も同様に再就職がしやすいという魅力があります。看護師不足の今、昔と比べるとワークライフバランスに応じた働き方ができる施設が増えてきました。働く時間や勤務場所を、自分の都合で選ぶことができるのです。また、働く場所は病院だけでなく、企業や幼稚園や介護施設など業務形態も多岐にわたります。処遇の交渉までも行うことができるのです。

最後に、自分の専門分野を幅を広げることで成長できる環境であるという魅力です。医療の進歩は目覚ましく、それまで原因や治療法が不明だった病気が治療可能になったり、高度な医療設備が開発されたり、日々進化しています。他にも、看護師に必要な接遇や介護の知識などを学ぶ研修なども活発に開催されており、スキルを広げることができます。職場の支援としても、多くの施設で研修会や診療科目を配置転換する機会が与えられるなど、学べる環境が整っています。

産婦人科看護師のやりがい

産婦人科に勤務する看護師の日常的な業務としてカウンセリングがあります。「カウンセリングにやりがいがあるから」と産婦人科を希望する看護師も少なくありません。患者が産婦人科に来る例として多いのが妊娠や出産に関わる悩みの相談と、更年期障害に関する相談です。女性看護師の場合は、実際に自分がこれから体験する可能性があることや、過去に経験があることが話題になります。

例えば、更年期障害を経験していない若い看護師の場合、実際症状に悩まされている人がどのような思いでいるのかを目の当たりにすることになります。自分が経験したことのない症状を訴える患者に適切なアドバイスをするためには、必死に勉強をしなければなりません。患者のカウンセリングを通して擬似体験し、将来的に更年期障害に悩まされないように対策をしたり、どのような対処が有効なのかが学べたりするので、自分のためにもなります。
一方、妊娠出産の経験がある看護師の場合、初めてのお産で不安を感じている患者に的確なアドバイスをすることができます。また、不妊治療の経験がある看護師であれば、不妊に悩み来院した患者の心に寄り添ったカウンセリングができるでしょう。

産婦人科でもっとも大きなやりがいとして挙げられるのは、出産の現場に立ち会える機会が多いところでしょう。一般的な病院の場合で喜ばしいできごとというと、病気が完治した、退院になった、という二点がほとんどです。しかし、産婦人科の場合はほとんどが新しい家族の誕生で連日のようにして喜びの場面に立ち会えます。そこが、産婦人科の人気が絶えない理由でしょう。