看護師の医療の知識や技術は様々な所で役に立つので、活躍の場は病院や診察所だけとは限りません。例えば、訪問看護は看護師が利用者の自宅を訪問し、その人の病気や障害に応じた看護を行う仕事です。実際に看護の必要な在宅療養者の元に出向き、点滴やバイタルチェックなど、健康を維持するための手助けを行う働き方ができます。超高齢社会の今、訪問看護を必要とする人は増えてきており、社会貢献できている実感を感じることができる仕事と言えるでしょう。《参考:http://kango-shakaikoken.com》
まず、訪問看護の魅力として一人ひとりの患者さんとじっくり向き合えるというものがあります。たくさんの患者がいる病院とは違い、訪問看護では利用者の自宅を一日に4~5軒ほど訪問することになるので、利用者とじっくりと関わっていくことになります。そのため、信頼関係を築きやすく、利用者が元気になった姿を見ると自分のことのように嬉しい気持ちになるようです。一人の利用者と長期間接していくことになるので、それぞれの利用者の症状にあった診察方針をじっくり立てることができ、看護師のとしての成長ややりがいを感じることができます。
その他の訪問看護の魅力として、夜勤がないというのがあります。訪問看護は基本的に日勤の仕事なので、夜勤はありません。夜勤では、生活リズムが崩れたり、激務の為ストレスがたまりやすかったりという問題がありますが、訪問看護は夜勤がある病院勤務に比べても体調管理が楽です。夜勤がないと仕事と子育ての両立がしやすくなりますし、そのような所も訪問看護の魅力と言えるでしょう。